ワシントンへの被爆者派遣にカンパしてくださった皆さまへ For those who donated to send the Hibakusha to Washington

ワシントンへの被爆者派遣カンパに対する御礼とご報告

Thankyou and a report regarding the delegation of Hibakusha sent to Washington, D.C. through public donations.

各 位

前略

先日は、ワシントンDCにおける核不拡散と核軍縮に関する国際委員会(IC
NND)の第2回会合に、被爆者を派遣するカンパをいただき、まことにありが
とうございました。

おかげをもちまして、日本の岩佐幹三さん(日本被団協事務局次長)、道上昭
雄さん(愛知県原水爆被災者の会副理事長)、そして、カナダ在住のサーロー節
子さんの3人が証言をすることができました。なお、日本からは、証言の準備に
関わった川崎哲さん(ピースボート共同代表であり、エバンス、川口両議長に対
するNGOアドバイザー)が付添として同行し、ロンドン在住の朝戸理恵子さん
(原水協国際部)が、同時通訳をつとめました。

当初のICNND日本NGO連絡会におけるカンパに加え、朝日新聞に記事が
掲載されて後のカンパ、更に弁護士を中心とする原爆法認定訴訟関係者からのカ
ンパ、日本被団協からの拠出がなされたこともあり、最終的には、当初の目的を
達したばかりではなく、若干の余剰さえできました。これも、ひとえにご協力を
いただいた皆様のおかげと心より御礼を申し上げます。この余剰金の使途につき
ましては、後述のように活用させていただくことをご了承下さると幸いです。

ちなみに、外務省が支出したのは、同時通訳機器と同時通訳費用だけでした
(同時通訳の旅費は含みません)。

そこで、被爆者派遣活動の成果について報告をさせていただきます。

被爆者が証言する被爆者セッションは、ワシントン時間の2月14日午後2時
から3時10分まで行われました。昼食時間後であること、そして、会場が委員
会の行われている部屋とは異なっていたことから、参加者が少ないのではないか
と大変心配されていました。しかし、委員、諮問委員、事務局を含めて35人が
参加しました。同行した川崎さんの話によりますと、ワシントン会合に参加した
殆ど全員が参加したのではないかということです。参加者の中には、シュルツ、
キッシンジャーとともにウォールストリート・ジャーナルに投稿した4人のうち
のウィリアム・ペリー元国防長官(ICNND委員)、サム・ナン元上院軍事委
員会委員長(ICNND諮問委員)の顔も見えました。

被爆者証言の具体的成果を示すものとして、ICNND両議長による記者会見
における発言があります。

以下は、翌15日に行われた記者会見における発言を翻訳したものです。

(エバンス議長)
昨日、 被爆者からお聞きした証言は、とてもとても(very very)心動かされ
(moving)、打ちのめされる(devastating)ようなものだったと思います。こ
れまで被爆者の方々が長年自らの体験を語ってきたとしても、それは非常に困難
なことだったはずです。このような話は大変つらく、個人に関わることであり、
そして非常に感情的な緊張を伴うものであったことから、委員会にとても強烈な
印象を残しました。委員会がこれらの問題に取り組む場合、知的問題や抽象的な
問題にのみに焦点を当てるものであってはなりません。核兵器が憂慮されるのは

引き起こされる人間の苦痛、荒廃、環境破壊の点から見て核兵器があらゆる兵器
の中で最も恐ろしく破壊的な兵器であることが理由であるからです。このことを
絶えず思い起こすことが、とても重要なことです。それが、被爆者の方々から極
めて明瞭に発せられたメッセージでした。委員会の委員に深い印象を与えたもの
であり、このような証言を可能にしていただいたことについて、川口さん、そし
て、日本側に大変感謝します。

(川口議長)
私達は、心の底から核兵器の恐ろしさを知ることが必要だと思います。・・被
爆者の方々がワシントンまで来られ、被爆者の視点をお示しいただいたことに感
謝します。・・(訳注:・・は聞き取れない部分)

この両議長の発言を見れば、ICNND日本NGO連絡会が被爆者の証言を通
して最も強く訴えたかったメッセージ(核兵器の問題を人間の被害の側面から見
ること)がICNNDに伝わったのではないかと思っています。

10月には、広島における会合もあります。更に人間の視点から核兵器と人類
が共存できないことを強く訴えていきたいと思っています。

このような人間的視点とあわせて、現実の国際政治の状況も無視できません。

ICNND日本NGO連絡会では、以下のような日程で公開セミナーを開催す
る予定です。戴いた派遣カンパの残額は、これらの活動費に繰り入れ使用させて
いただければと考えております。

3月17日  「核の傘–脱却への道を考える」(終了)
5月15日 「核の非合法化と核兵器条約」(仮題)
7月7日 「原子力の民生利用と核兵器」(仮題)

今後、ICNNDに対する政策提言を行うとともに、10月には広島における
集会の開催を考えております。今後ともあたたかいご支援をいただければと思い
ます。

末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

重ねて御礼を申し上げ、報告とさせていただきます。

草々

2009年3月18日

核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)日本NGO・市民連絡会
共同代表   田  中  煕  巳
同      土  山  秀  夫
同      内  藤  雅  義
同      森  瀧  春  子

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